世界最高峰のエベレスト山脈がある国、ネパール。
近年は労働目的で日本を訪れるネパール人が増加していますが、日本人にとってはまだまだ馴染みのない国ですよね。
「ネパールはカレーのイメージしかない…」
という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、2019年にネパールに半年間滞在した筆者が、ネパールあるある&豆知識を15個ご紹介します!
結論を言うと、ネパールは日本と全く違います!!笑
ネパールに行きたい人をはじめ、「ネパール=カレー」のイメージしかない!という人は、ぜひ読んでみてください!
ネパールの基礎知識
- 首都:カトマンズ
- 人口:2,970万人(2019年現在)
- 言語:ネパール語(英語を話せる人も多い)
- 宗教:人口の約80%がヒンドゥー教
ネパールは土地の上側が中国、下側はインドと隣接している内陸国です。
ヒマラヤ山脈をはじめとする数多くの山々に囲まれたネパールは、首都のカトマンズでも標高が1,400mあります。
東京の標高は40mなので、ネパールは明らかに標高が高いことがわかります!
あまり知られていませんが、ネパールには世界遺産に登録されている歴史建造物や寺院、街全体が世界遺産となっている地域など、さまざまな観光スポットがあります。
首都のカトマンズだけでも多くの世界遺産があるので、カトマンズ観光はとってもおすすめです!
ネパールあるある&豆知識15選
ではさっそく、ネパールの豆知識&あるあるを15個ご紹介していきます!
①「カレーとナンのセット」はない!
初めに、衝撃な事実を言います…
日本のネパール料理屋で最も有名な「カレーとナンのセット」はネパールにありません!!
ちなみに私は、ネパールに滞在した半年間で一度も見かけていません…
やはりカレーとナンのセットは、日本人向けに作られたメニューのようです。
あったとしても、カレーのようなものにタイ米のような細長いライスだけ。
日本で見かけるようなナンは一切ありません!
②野良犬だらけ
日本には野良犬って本当にいないですよね。
しかし、ネパールは野良犬だらけです!
カトマンズの中でも観光客でにぎわう中心街「タメル地区」でも、野良犬がそこらじゅうにいます!
イメージ的には、東京の新宿に野良犬がいるようなもの…
かわいいワンコもたくさん見かけますが、彼らは野良犬です!
噛まれると狂犬病にかかる恐れがあるので、安易には触らないようにしてください。
③道のド真ん中に牛がいる
カトマンズでは、車が通るような道路に堂々と牛がいます!
何事もなく歩いてたり、リラックスして寝ていたり…
牛が道路をふさぐので、バイクや車が止まって渋滞になることもしばしば。
最初はびっくりしますが、いつの間にかこの景色が当たり前になります。
④電線が絡まりすぎ
発展途上の国に行くと電線が絡まっているところはよく見かけますが、ネパールの電線は私が見た中でもNo.1の絡まり具合でした(笑)
感電しそうで、近づくのが怖くなります…
ネパールが停電することが多いのも、絡まった電線が原因なんだとか。
ちなみに筆者は、滞在中の週に2回は停電になりました!
停電中はWi-Fiが使えなかったり、充電できなかったりと、何かと不便です…
⑤仏塔には顔がある
日本の歴史的な建築物に「顔」が付いているってなかなか考えられないですが、ネパールはあるんです!
上の写真は、「ボダナート寺院」。
ネパールを訪れた観光客の多くが訪れる寺院です。
この有名なボダナート寺院以外にも、街を歩いていると顔が描かれている建物によく出会いますよ!
⑥カトマンズはクラクションが鳴り放題
カトマンズほど騒がしいな〜と思った街はありません!
1秒に1回はどこからかクラクションが聞こえます。
ベトナムやタイなどのアジア圏もクラクションが多い印象ですが、カトマンズは予想を越してきます!
バイクと車が走り、渋滞も頻繁に発生するので、どこでもぷーぷーぷーぷー言ってます(笑)
慣れるしかありませんね…
⑦物価が激安!
ネパールは日本と比べると物価が激安!
ネパールの通貨は「ルピー(Rs)」で、「1ルピー=約1円」です。
- バスに10分乗る:10ルピー(1時間ほど乗ってカトマンズ外に出ても70ルピーでした)
- 食事:100〜300ルピー(タメル地区の観光客向けレストランだと1,000ルピー)
- ホテル:朝食付きで1,000ルピー以下、ドミトリーなら300ルピー
観光地だと、日本と同じくらいの値段のレストラン・ホテルもありますが、基本は圧倒的に安いです。
ご飯を食べるにしろ、移動するにしろ、何事も安く済むのは嬉しいですね!
⑧外国人だけ料金が違う!?
ネパールの多くの観光地や観光地周辺のレストランで、「観光客価格」というものが設定されています。
たとえば、ドーバルスクエアというネパールの歴史建造物が立ち並ぶ街は、外国人観光客なら入場料が1,000ルピーですが、ネパール人なら無料です。
驚いたのは、レストランで観光客用のメニュー表と、ネパール人用のメニュー表があることです。
とあるレストランで、ネパール人用のメニューを間違えて渡されて、すぐさま取り替えられましたが…
私はチェックしましたよ… ネパール人よりも観光客メニューの方が料金が3倍高い!
同じメニューでも料金を変えて表示しているんですね。ひ〜!
しかしネパールではこれが当たり前。受け入れるしかない…
⑨山が絶景!トレッキングに最適
ヒマラヤ山脈で有名なネパールは、数多くの山々に囲まれています!
首都カトマンズを出て2、3時間ほど車やバスで移動すれば、エベレストを眺められるようなスポットがたくさん!
私自身もエベレストを眺望しましたが、やはり圧倒的なスケールでした!
エベレストは登山経験者でないとさすがに難しいですが、ネパールにはトレッキング初心者でも楽しめる山々がたくさんあります!
ネパールに訪れたら、ぜひトレッキングを楽しんでください!
⑩食中毒には要注意!
ネパールに訪れる際は、食中毒に注意してください!
私はネパールで2回も食中毒になり、1回目は現地の病院で点滴しました…
日本の食事、いかに安全で清潔かが分かりますよね。
安全な食に慣れている日本人は、ネパールのご飯を食べるとお腹がびっくりするのかもしれません。
【注意すべき食】
- 水道水
- 氷(ジュースは安全でも氷が水道水で作られていることも)
- ミルク(コーヒー・紅茶に入れるミルクに要注意!)
- 屋台のフルーツや料理(使用しているナイフに菌があるらしい)
飲み物に関しては、ボトルの水(約20円)が最も安全かなと思います。
ちょっと怪しい食品を食べるとすぐ食中毒になるので、お気をつけて!
⑪ゲリラ豪雨に要注意!
ネパールの季節は春・夏・秋・冬に加えて、モンスーンがあります。
6月〜9月のモンスーンは、大量の雨が降る季節です。
モンスーンは日本の梅雨のように1日ずっと雨が降るようなものではなく、短時間で大量の雨が降るという、まさにゲリラ豪雨!
午前は晴れていたのに、午後から一気に大量の雨が降る、という日が何日も続きます。
そして雨のたびに洪水になります(笑)
私自身も何度もゲリラ豪雨に巻き込まれ、全身びしゃびしゃになりました…
モンスーンの時期にネパールを訪れる場合は、レインコートを持ち歩きましょう。
⑫物の扱いが荒い
ネパール人は、少しばかり「物の扱い」が荒いようです。
私は滞在中、ネパール人に何回か物を貸したことがあるのですが、返ってくるときには少し汚くなっている…
中には壊れて返ってきた物もあります!
さらに、ネパールの子どもに日本の鉛筆と消しゴムをプレゼントしたときには、次の日には鉛筆が半分くらいの長さに、消しゴムは粉々になっていました(笑)
物を貸す・あげるときには要注意です!
⑬つばを吐く
いきなり汚いことを言ってしまい、申し訳ありません…
しかし事実なのです。
ネパールを歩いていると、つばを吐いている人をよく見かけます。
しかもただ「ペッ」と吐くようなものではなく、喉の奥にあるつばをかき集めたような音を出して吐き出すんです。(汚い)
しかも男性から女性まで。
ちょっと日本人にとっては、信じられないことかもしれないです。
カトマンズは大気汚染や砂ぼこりが激しいから、思わずつばを吐きたくなるのかな、と思うことにしました。
⑭ぼったくりは普通
日本ではありえませんが、ネパールではぼったくりは普通。
タクシーに乗るとき、スーパーで食品を買うとき、お土産を買うとき。
すべて最初の言い値は、通常より高い値段を伝えていると思ってください!
タクシーであれば2倍、お土産ショップであれば3倍くらい高い値段を言われます…
最初に言われた値段は疑い、どんどん値引き交渉をしましょう。
⑮ストライキは日常!
ネパールでは、ストライキが頻繁に起こります。
しかし何か外国人に被害が出るかといえば、そうではありません。
当日にストライキ周辺に行かなければ全く問題なく、人々もいつも通りの生活をしています。
ストライキの日は、ネパールの学校がすべて休みになりますよ!
ネパールにいるとストライキのニュースや警告を聞くことも多いのですが、ストライキの場所に行かない限り全く問題ありません◎
命に関わるほど危険なものではないので、安心してください!
刺激的な大冒険ができる国 ネパール!
今回は筆者の半年間の滞在経験から、ネパールの豆知識を15個ご紹介しました!
日本人にとってなかなか馴染みのない国ですが、正直、かなり面白い国です。
日本では絶対にできないような体験ができるので、ネパールの旅は刺激的なものになること間違いありません!
気になった方はぜひネパールに訪れてみてください♪
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